ABOUT / PROJECT STATEMENT

ABOUT作品について

死者の記憶が、白い花の災害《白禍》となって現れる世界。
記憶保全局へ配属された主人公は、神代 蓮らとともに、白禍の回収と弔花に関わっていく。
『弔花のレリクス』は、記憶とアイデンティティ、愛・救済・呪い、贖罪と赦しを描くゴシック恋愛ADV。

死者を消すのではなく、
残された記憶と向き合う。

この世界で問題となるのは、死者の人生そのものではない。 死者の記憶が他者を侵食し、白い花の災害状態として現れた《白禍》である。

記憶保全局は、それをただ壊すのではなく、回収し、封じ、解析し、 必要であれば主人公と神代の共同儀式《弔花》によって送り出す。

弔花によって消えるのは、白禍という異常状態。 誰かが生きたこと、誰かを愛したこと、その人生そのものを無かったことにするための儀式ではない。

覚えていることも、
忘れることも、人を変える。

本作では、設定や事件の謎だけでなく、 記憶を失うこと、他人の記憶を受け取ること、誰かに覚えられていることが、 人間関係と自己認識へどう影響するかを描く。

MEMORY / IDENTITY

記憶とアイデンティティ

記憶が欠けても、その人は同じ人なのか。 他人の記憶が自分の中へ流れ込んだ時、どこまでが「自分」なのか。

LOVE / SALVATION / CURSE

愛・救済・呪い

守ることは救いにもなり、相手の選択を奪えば呪いにもなる。 好意や献身が、常に正しい形で届くとは限らない。

ATONEMENT / FORGIVENESS

贖罪と赦し

過去に選んだこと、選ばなかったこと。 取り返せない出来事を抱えた人間が、それでも現在で何を選び直せるのか。

REMEMBER / FORGET

忘れること/覚えていること

忘れることは裏切りなのか。 覚えていることは救いなのか。 本作では、そのどちらかだけを正解にはしない。

謎の先にあるのは、
関係を選び直す物語。

『弔花のレリクス』は、白禍事件を追うだけの怪異譚ではない。 事件と記憶を通して、それぞれの人物が何を隠し、何を恐れ、 誰を守ろうとしているのかが少しずつ見えていく。

恋愛もまた、救済のご褒美として置かれるものではない。 過去、喪失、罪悪感、秘密を抱えた相手と、 それでも関係を結び直すことができるのかを描く。

RELATIONSHIP

「守る/守られる」だけでは終わらない。相手の意思と、自分の意思の両方が残る関係。

CHOICE

過去を知ることも、知らないままでいることも、物語の中では選択として扱われる。

AFTERTASTE

完全な幸福だけを目指すのではなく、失ったものを抱えたまま前へ進む余韻を大切にする。

忘れても、もう一度あなたを選ぶ。

死者の記憶を弔う現場で、自分自身の記憶と、 誰かを愛することの意味を問い直していく物語。